自転車のタイヤの後輪は駆動輪で、チェーンや
ブレーキが絡んでいるので外すにはちょっとした
コツがいります。
チェーンやブレーキを弄らないといけないと
なると、難しそうだな…と思われがちですが、
実は工具とコツさえつかめば意外と簡単に
外すことができるんです。
今回は、自転車のタイヤ交換を自分でするときの
- 後輪の外し方とスムーズに作業をするためのコツ
- 簡単にできる前輪の外し方
- 後輪を外す際に必要な工具
についてご紹介します。
これを見れば、あなたも自分でタイヤ交換を
してみたくなりますよ。
自転車のタイヤ交換で後輪の外し方はどうする?
自転車のタイヤ交換を自分でする際の、
最初の難関は後輪を外すことでは
ないでしょうか。
自転車の後輪はチェーンやブレーキなどが
関わってくるため外し方が雑だと、
取り付け作業に大変苦労します。
自転車の後輪を外す際は、慎重に1つ1つ作業を
進めていくことがタイヤ交換をスムーズに
進めるコツになります。
まず必要な道具は、
- ドライバー
- 15mmラチェットレンチ・スパナ
- 10mmのボックスレンチ
- 8mm×10mmのスパナ
になります。
事前準備として、タイヤ交換がスムーズに
いくよう、後輪のタイヤの空気を全部抜いて
から外しましょう。
タイヤの空気はバルブの先端のナット類を
全て外すと簡単に抜けます。
1.後輪のナットを外す
後輪のナットのキャップを外し
15インチレンチをはめて反時計回りに
動かしてナットを外します。
このとき、ねじの取り付けの順番を
忘れないようにしましょう。
携帯のカメラを使って写真を撮っておくと
後から確認できますよ。
後輪のナットを全て外すと
写真のようになります。
2.ブレーキユニットの固定ボルトを外す
ブレーキはまずワイヤー取り付けボルトから
外していきます。
ボルトのナットは、8mm×10mmのスパナを
使って取り外しましょう。
次にアームの固定ボルトを外していきますが、
外す前にどのように固定されていたかしっかり
覚えておくか写真を撮っておきましょう。
固定ボルトは、ドライバーで
外していきましょう。
全てのボルトを外すと以下のようになります。
3.チェーンを外す
両サイドのチェーン引きを
10mmのボックスレンチで緩めます。
※チェーンカバーがある場合は
チェーンカバーを外してください
写真のようにドライバーを使って
前のチェーンを外します。
4.後輪を外す
チェーンを落として後輪を外します。
後輪の外し方の詳細については、以下の動画が
参考になりますので、ご覧ください。
自転車のタイヤ交換で前輪の外し方はどうする?
自転車の前輪は後輪よりも簡単に
外すことができます。
用意するものは15mmラチェットレンチ・スパナ
だけになります。
まず後輪と同じようにタイヤ交換がスムーズに
行くよう、外す前にタイヤの空気を抜いて
おきましょう。
それでは、写真を交えながら1つ1つ説明していきますね。
1.前輪のナットを外す
前輪のナットのキャップを外し、
15インチレンチをはめて反時計回りに
動かしてナットを外します。
後輪と同様、ねじの取り付けの順番を
忘れないようにしましょう。
携帯のカメラを使って写真を撮っておくと
良いでしょう。
※この時、タイヤに照明の配線
(ハブダイナモの配線)が付いている場合は
根元から抜きましょう
2.自転車の前輪を外す
フレームを後方に倒すと前輪が簡単に外れます。
後輪に比べると前輪はとても簡単に
外すことができます。
前輪なら自分でタイヤ交換できそうですよね。
前輪のチューブ交換については、以下の動画が
参考になりますよ。
https://youtu.be/H2KqJlCTf4g
自転車のタイヤ交換の方法は自転車によって異なる?
自転車によってタイヤの形状が違うので、
作業の違いはありますが、タイヤ交換の方法は
ほぼ同じです。
むしろスポーツサイクルはシティサイクル
よりもシンプルに作られているため、
タイヤ交換しやすいと言われています。
なので、シティサイクルのタイヤ交換が
できるようになれば、スポーツサイクルの
タイヤ交換も簡単にできるようになりますよ。
自転車のタイヤ交換で後輪・前輪を外すのに必要な4つ!
自転車のタイヤ交換で後輪・前輪を外すのに
必要な道具は、
- ドライバー
- 15mmラチェットレンチ・スパナ
- 10mmのボックスレンチ
- 8mm×10mmのスパナ
この4つになります。
1.ドライバー
ドライバーはプラス、マイナスどちらも
用意しておきましょう。
前輪の取り外しには必要ありませんが、後輪の
取り外しの際には、大活躍するアイテムです。
2.15㎜ラチェットレンチ・スパナ
前輪、後輪のナットを外す際に大活躍する
15㎜ラチェットレンチ。
今回使用しなかったのですがもし、
内装変速機の付いている自転車のタイヤ交換を
する場合は15mmのスパナでナットを外します。
この時使うスパナは、厚みの少ないものを
選びましょう。
ソケットレンチがあると、ナットをより
少ない力で取り外すことができますよ。
3.10mmのボックスレンチ
後輪外しでチェーン引きのナットを
緩める際に便利なアイテムです。
スパナでも代用できなくはないのですが、
緩める際にナットやフレームを傷つけたり
してしまう恐れがあります。
作業時間の短縮のためにも10mmの
ボックスレンチは1本持っておいた方が
いいでしょう。
4.8mm×10mmのスパナ
後輪のワイヤーの固定ボルトを外す際に
使用します。
まとめ
自転車の後輪を外す際には、タイヤ交換後の
取り付けも考えながら
- 自転車の部品を外す際は作業前と作業後の写真を撮っておく
- 取り外したナットやねじを失くさないよう保管する
- ナットやねじの順番を覚えておくため並べて写真を撮る
といったような作業をしていきましょう。
少々手間がかかりますが、記録を取りながら
作業をすることで、組み立ての作業を
スムーズに行うことができます。
もし、自転車の組み立てがうまくいかず整備士に
依頼する場合、写真があれば整備士もスムーズに
作業を進めることができますよ。
また、後輪に比べて前輪は取り外しも取り付けも
簡単なので、初心者の方はまず前輪の
タイヤ交換から始めるといいかもしれませんね。
タイヤ交換の時期や目安については
以下のページに詳しく記載されているので、
ご覧ください。
⇒自転車のタイヤ交換の時期はいつ?取り換えるタイミングや目安を紹介
タイヤ交換は自転車を安全に乗るための
大切なメンテナンスの1つ。
工具を揃えて自分でできるようになると、
さらに自転車の楽しみ方が増えますよ。
是非、挑戦してみてくださいね!