皆さん、車に搭載されているランプの中に
フォグランプという霧の時に使用する
ランプがあるのをご存知ですか?
このランプをつけると
霧などの視界が悪い状態であっても
前方の視界が見えやすくなります。
このフォグランプ、実は黄色だと
車検に不合格になる場合があるって
皆さん知っていますか?
「では、何色のフォグランプなら
車検に通るの?」
と疑問に思った方のために、ここでは、
- 車のフォグランプが車検に通る基準
- そもそもフォグランプとは何?
について解説させて頂きたいと思います。
「フォグランプの果たす役割や、
フォグランプの色が黄色だと、
なぜ、車検に通らないのか
知っておきたい!」
という方は、ぜひ、以下の記事を
読んでみてくださいね。
車のフォグランプが車検に通る基準とは?
霧などが発生した時に、
フォグランプを使用すると、
走行しやすくなりますが、
このフォグランプを搭載するときには
レンズやバルブが黄色だったりすると
車検に通らない場合もあるのです!
ここでは、そんなフォグランプが
車検に通る基準について
以下に詳しく解説させて頂きますね。
保安基準では白色もしくは淡黄色と規定されている
フォグランプの色は、
道路運送車両の保安基準において
前方のフォグランプの場合白色、
または淡黄色で統一するように
定められています。
後方のフォグランプは
赤色で統一するように定められています。
黄色だと不合格になる場合もある
上記ですでにご紹介しましたように
前方のフォグランプの色は
白か淡い黄色と道路運送車両の保安基準で
定められているため、
淡い黄色のフォグランプなら良いのですが、
ハッキリとした黄色のフォグランプを
搭載した場合、
車検で不合格になる場合がありますので
注意が必要です。
もちろん後方のフォグランプも
保安基準で定められている
赤色でないフォグランプを搭載すると
車検には通りません。
陸運局に持ち込み違反判定されたら最悪切符を切られることも
レンズもバルブも白色なのに、
バルブ自体が黄色の光を発する
ちょっと白色か黄色なのか判断しづらい
グレーゾーンのフォグランプもあります。
そんな時には陸運局に行ってOKかどうか
判定をしてもらってからでないと
入庫できないと
ディーラーに言われる場合があります。
ですが、陸運局に持ち込んで違反判定されたら、
違反シールを貼られるうえに、最悪、後日
違反切符を切られる場合もありますので
注意が必要です。
レンズやバルブが白色なのに
バルブ自体が黄色の光を発する場合は、
白色もしくは淡い黄色の光を発する
バルブに交換することをおすすめします。
youtubeにてフォグランプのバルブ交換を
DIYする様子を紹介している動画を
見つけました。
フォグランプのバルブは
どのように交換するのか
お知りになりたい方は、
ぜひ、以下の動画をご覧になってくださいね。
そもそもフォグランプとは?
そもそもフォグランプとは
霧が出た時や強い雨が降っているときなど、
視界が悪い時に、
走行しやすいように前方を幅広く照らして
視界を確保する目的として使用される
ランプのことをさします。
フォグランプは別名霧灯とも呼ばれます。
フォグランプは前方にも後方にも
取り付けることが可能ですが、
必ず取り付けなければいけないという
義務はありません。
フォグランプの意味
フォグランプとは道路運送車両法にて
前部霧灯や後部霧灯と呼ばれる
ヘッドライトと同じく
自動車のライトの一つです。
フォグは英語で霧の意味を
あらわしている通り、
フォグランプはもともと
霧が発生した時に点灯することを
目的として作られた補助灯なのです。
フォグランプの使い方と効果
霧が発生しているとき、
特に深い霧の時に車を運転するのは、
前方後方ともに見えづらくて大変です。
そんな時に、前方を良く照らして
視界を確保しようと
ハイビームで前方を照らすと、
霧の水分にハイビームの光が
乱反射してしまい、
せっかく視界を確保しようと
照らしているのに、
逆に前方が見えづらいという
現象が起こってしまいます。
フォグランプは、
上下の光を照らす範囲を
通常のヘッドライトなどより狭くして
左右に広く照らすような
構造になっているため、
霧の水分に光が乱反射するのを防ぎ、
前方の視界を確保し
車を走りやすくさせてくれます。
さらに、フォグランプは
運転手にとって前方の視界を確保し
走りやすくするだけでなく、
対向車や前方、後方を走っている車からも
確認しやすくなるため、
霧の中や激しい雨の中を走っていても、
事故にあいにくくなります。
さらに、街灯が少ない暗い場所や
細い道を走行するときに
視界を確保するのにも
フォグランプは活躍します。
ハイビームよりもより広い範囲を
照らすことができますので、
夜間、暗い道路を走行しているときに
フォグランプを照らしておけば、
歩行者を確認しやすくなりますので、
人身事故の防止につながります。
まとめ
いかがでしたか?
フォグランプは上記で
ご紹介しましたように、
霧の中や激しい雨の中、
視界を確保し走行しやすくする効果や、
霧の中や激しい雨の中、対向車や
前方、後方を走る車から
確認しやすくなるため、
事故を防ぐ効果も期待できます。
さらに、街灯が少ない暗い場所や
細い道での視界確保にも役立ちますし、
夜間走行するときに
フォグランプを照らしておけば、
広い範囲を照らしてくれるので、
歩行者を確認しやすくなり、
事故を防ぐ手助けとなります。
ただし、フォグランプは
道路運送車両の保安基準で
- 前方・・・白色か淡い黄色
- 後方・・・赤色
と定められているため、
前方のフォグランプに
ハッキリとした黄色のものを搭載した場合、
車検で不合格になる場合がありますので
注意が必要です。
もちろん後方のフォグランプも
保安基準で定められている
赤色でないフォグランプを搭載すると
車検には通りませんので
フォグランプを搭載するときは、
これらの保安基準を満たした
正しいカラーのフォグランプを
搭載するようにしましょうね。